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山火事の怖さ実感 釜石で今春焼けた跡見学

釜石市の唐丹地区流域環境保全の会(上村勝利会長)のメンバーと唐丹小、唐丹中の児童生徒約50人は6日、今年4月に山火事が発生した同市唐丹町上荒川の現場を見学した。焼け焦げた樹木を目の当たりにして山火事の怖さを実感した。

 同市在住の「いわて森の達人」で、釜石地方森林組合理事の佐々木光一さん(61)が案内役を務めた。出火場所から近い樹齢20—40年とみられるスギ林を見学した。

 林道沿いの現場は復旧作業が手つかずのままで、立ち木の根元や切り株は真っ黒。炭と化した無数の枝が、地面に点在していた。

 佐々木さんは「何十年もかけて育てたものが、一瞬にして失われる。山火事は絶対に起こしてはならない」と呼び掛けた。

 唐丹中3年の佐藤志保さんは「思っていたよりひどい。火の始末はしっかりしないといけない」と誓った。

 山火事は4月4日に発生し、7日に鎮圧、15日に鎮火。スギやアカマツなどの民有林約150ヘクタールを焼いた。市が5月に発表した損害額は約3億2000万円に上る。

 市農林課によると、20以上の山林所有者のうち、伐採・植林などの本格的復旧に乗り出した所有者はまだいないという。市は県と連携し、国の造林補助事業の補助率かさ上げを目指して調整を続けている。

【写真=山火事現場を見学する参加者。手前右のスギは、幹の樹皮が焦げて黒い】

(2008/09/07)

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